本日ブログを担当する札幌日大高校出身の3年背番号16番の兼田寛也です。今回は、「これまでの振り返り」と｢自分の感じていること｣を文章にしました。最後まで見ていただけると幸いです。
初めに、
岩教大のサッカー部に入部してから3年が経とうとしています。新型コロナウイルスの存在が現在も大きく影響していますが、有観客となったり、前期後期と昨シーズンの2倍以上の試合を経験したりと、少しずつ緩和されきた今シーズンのここまでを振り返ってとても楽しかったと感じています。
私は昨シーズンからフォワードとしてプレーしていますが、それまではボランチを、小学生の頃はセンターバックでプレーしていました。サッカーはいかにして得点を奪うために90分間の試合を戦っていくのかというチームスポーツです。それぞれのポジションで求められる能力が異なります。その中で複数のポジションをやってきたことが、フォワードとしての個性的な強みになっていると思います。その中でフォワードは相手ゴールに近いために、必然的に得点機会は多くなり、紅白戦、練習試合を通してより多くの得点にこだわってきました。より多く得点をするためだけでなく、試合を優位に進めていくためにも、味方の選手との連携が欠かせません。そしてこの3年間で高いレベルの試合で勝利するためには、試合中でのプレーの改善が必要であることを感じ、改善するためにどうすればよいのかと考えを働かそうとするようになりました。それは高校生までは全くしなかった自分の中での大きな変化でした。だからこそ仲間の客観的なアドバイスにはとても感謝しています。
そして、今シーズンの途中で肩の怪我もありましたが、北海道学生リーグ1部では7点を取ることができました。正直2桁得点、得点王を目標としていただけに悔しさが大きいです。1つ1つの自分のプレーについてビデオの映像やGPSのデータを見て整理しながら、これからもゴール数、スプリント数に加えて、相手ディフェンダーが嫌がるような、応援しに見に来てくれている方を楽しませられるような、迫力あるプレーをしていきたいと考えています。
次に、
日々様々な面で成長していくために、｢今を生きる｣という言葉を自らのモットーにしています。過去を振り返り、想像する未来に繋げるためにも肝心なのは、常にそう考えた時、つまり何らかの行動を起こさなければならない 今 です。『今しかできない、今すぐに、』などと、おそらくこれまで教わった指導者の方だけでなく、このような言い回しでアドバイスされたことが多くあり、現在の自分の考え方に影響しています。何が言いたいかと言うと、今を頑張りその努力を続けている経験は、いつしか自分にとって価値のある能力に化けるということです。
試合で勝つために練習から全力でプレーし、チームの勝利に得点で貢献することを目指して努力しています。しかしながら私の課題の1つとして、試合の状況や流れを感じ取り、自分たちが優位になるようなプレーを的確に表現する賢さや、実際のゲームで高い技術と質を魅せる上手さが足りていません。
｢考えるな感じろ｣
岩教に入ってから仲間に何度か言われた言葉です。おそらくプレー中に、少しの迷いのせいで、チャンスとなるタイミングを逃したときに言われるのだと思います。これはサッカーセンス的なものをピッチ上で表現する瞬間を生むためには、必要になる考え方だと思っています。実際、自分が得点を決めるときは大抵何も考えていません。少し言い過ぎているかもしれませんが、良いプレーができた時は、次のプレーのイメージがいくつか湧いてきて、相手のリアクションに応じてその選択肢の中から適切なものを判断することが出来た時です。考えるよりも速く体が反射的に動くことができれば、結果的にいいプレーになっていることが多いです。まだまだ、自分のサッカー観のレベルや試合で積み上げた経験値はそう高くないことは承知です。しかし、そのレベルでプレー出来ることにプライドを持って、試合観と呼ばれる感覚的なものを突き詰めていきながら、サッカー部の仲間からより多くの知識、考え方を吸収していきたいと思います。
最後に、
来シーズンには早くも4年生となり、より一層チームのことを考え、同時に個人のパフォーマンス向上とその自覚を行動で示すことが出来るように努めていかなければなりません。
それらのことも意識しながら、まずは目の前のインカレ全国大会1回戦に自分なりの目標を持って、全力で臨みたいと思います。ブログの初めに、今シーズン楽しかったと書きましたが、この全国大会が今シーズン最高に楽しかったと言えるように、甘くない現実の中で少しでも自分の持ち味を出し、勝利することで得られる楽しさを感じたいです。これまで自分を大きく成長させてくれた4年生とプレーできる最後の機会を大事にしたいと思います。
引き続き、岩教大サッカー部の応援をよろしくお願いします！長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました！
