選手ブログ #38 中嶋楓太『環境』

こんにちは。四年目の中嶋楓太です。今日は僕がブログ担当させてもらいます。是非読んで下さい。

先日母校のグラウンドに行った際、「高校の時ってこんなボコボコな土の上でサッカーしてたっけ」と感じました。とてもじゃないけどもう土でサッカーしたいとは言えないです。大学に入学するまでは土でサッカーするのが普通のことで、なんとも思ってなかったのに、四年間で贅沢な人間になってしまいました。どこと比べても1番綺麗な人工芝グラウンドで練習し過ぎたせいです。

人って、良い環境が与えられたら中々抜け出せないと思ってます。便利なスマホは手放せないし、車を持ったら自転車で通学することすら気だるく感じます。僕は岩教大サッカー部という贅沢な環境に身を置いて日々生活していたことを、引退間際になって強く実感しています。

まずはサッカーをする環境。
僕が小、中、高と所属してきたチームとは大きくかけ離れていました。グラウンド、練習の質、強度、チームメイトの取り組む意識、プレーで求められるもの、全てが違い過ぎてそのギャップを埋めるのが大変でした。入学してすぐの2.3ヶ月は練習に行きたくないと思うこともありました。それでも毎日必死に他の選手たちに着いて行こうともがいたことは、今後の人生の糧になるし、もう経験できないことです。3年半も経てば、一年生の時には面食らってた部分にも慣れて、ほとんどのことが当たり前になってきています。それでも別の場所でサッカーしたり、他のチームの話を聞いたり、旧友と話したりすることで、岩教大サッカー部の素敵な部分を再認識することが多々あります。ここより楽しく充実感のある環境でサッカー出来ることはもうないと思います。

そして、チームメイトが創り出す環境にも恵まれました。
サッカーの部分はもちろん、その他様々な場面で助け合える関係性はこのチームの大きな魅力です。他のチームと比べても群を抜いて仲が良いチームだと思います。特に同期は最強です。みんなが少しずつ気を使って良いバランスで関係性が作り上げられてるし、自分の役割も分かって行動してくれてます。もちろん文句もあるしダメな部分もみえるけど、うまく消化したり理解してカバーし合える素晴らしい仲間が揃ってます。僕個人としても、めちゃくちゃワガママな部分に約3年半付き合ってくれた同期には感謝しかないです。基本的にサッカー部にしか友達がいないので、授業も、練習も、ご飯食べに行くのも、オフの日も、一緒に過ごすのは同期の誰かです。多くの時間を共に過ごして、居心地が良過ぎるので他のコミュニティにいることが苦しく感じることもあります。まだまだ一緒に過ごすと思うけど、それが当たり前のことじゃなくなる時はすぐそばまで迫っています。

こんな最高の環境で過ごせるのも、残りわずかです。社会人になったら学生のようにサッカーに打ち込む時間は取れなくなるし、頼りきってばかりの同期とは嫌でも離れてしまいます。できることならこの場所から離れたく無いです。引退まで残りわずかな時間しか残されていませんが、自分の置かれてる環境の素晴らしさを噛み締めて活動していきたいです。
また、安部先生、越山先生、濱谷先生が学生のために、サッカーのために、多くの犠牲を払っているから僕たち学生が全力でサッカーに取り組める環境があることを年々感じています。さらに、怪我した時には親身になって話を聞いてくれたりサポートしてくれりした徳丸さん、高橋さん、母のリハビリまでお世話になってしまった辻さんといったトレーナーの方々の貢献度の高さもこの1、2年で感じさせられました。本当にありがとうございます。
大人のサポート無しでは学生が活動する環境は整えることが難しいと思うし、今後僕はサポートする側になるので、この4年間で見てきたものや感じてきたものをこれからに活かしていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
四年生のブログは他の学年と比べてより大きな思いが詰まってると思います。是非全て読んでいただきたいです!

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