こんにちは。
今日のブログを担当します。3年の齊藤光希です。今回は、私が前に読んだ本の一部を紹介したいと思います。
早速ですが、サッカー部に限らず、なにかに一生懸命に取り組んでいる人なら誰でも、「やる気が出ない」「なんでこんなことをやってるんだっけ」などとそれまで自分をつき動かしていた感情が切れてしまうことがあると思います。特に、ひとつの大きな目標がなくなったときや何かに本気になっているときに、ふとその現象が起こります。そんなことが起こらない人もいるかもしれないけど、大抵の人は私のようにそういった状態に陥ったことがあると思います。
そこで、今回はそういった状態と考え方について紹介したいと思います。
皆さんは「神は死んだ」という言葉で有名なドイツの哲学者、フリードリヒ・ニーチェという人物を知っていますか。このニーチェの哲学には「末人」「奴隷」「超人」という用語があります。これらの用語を難しい説明を省いて無理やりサッカーに例えて説明したいと思います。
「末人」
これは、「毎日練習に行くことに何の意味もない。でも、練習に行かないとチームに迷惑がかかるから、しょうがない行くか・・・。あー、めんどくさいな」という状態です。確かに大きな志を持って入部したのにも関わらず、何かの拍子にこの状態になってしまうことがあります。実際に私も1年生の頃にこの状態になったことがあります。この状態は三つの中で最悪の状態で、自分だけでなく、周囲にも迷惑をかけてしまいます。
「奴隷」
これは、「サッカーをつづけることにこそ重要な価値と意味がある。みんなから変に思われないように上手くこなしていかなければ。」という状態です。他者から悪く思われないために頑張っているこの状態には、楽しさはありません。私は1年生の冬にこの奴隷の状態になりました。ミスをして周りから迷惑がられないように練習をうまくやり過ごそうとしていました。また、サッカーを続けること自体に意味があると信じて続けることを目的にサッカーをしていました。
「超人」
これは、「背後のスペースに抜け出したいな。よし、ボールが来そうだ。惜しいぞ。よし、もう一回だ。」というような状態です。この状態は理想の状態で、周りからの評価を気にしたり、惰性で続けるのではなく、「より強く成長したいという生物本来の自然な欲求」、簡単に言えば「上手くなりたい」「こういうプレーをして活躍したい」という精神的な欲求を持っている状態です。誤解を恐れず言うと、「ノリ」を大事にするということです。
「やる気が出ない」と思うことがあったら、まずは、これらの三つの状態のうち、自分がどの状態になっているか考えてみることが大事だと思います。そして、もし「末人」「奴隷」になっているのなら、一回のキックやトラップにももっと上手くやりたいという欲求を持って取り組んだり、一回のスプリントでももっと速く走りたいと思って楽しむことをできるようになることが大事になってくると思います。
そういった欲求を持ち、あらゆる物事に取り組むことができるようになれば、前向きな人生になると思います。
最後になりますが、課題レポートのような難しい内容を書いてしまいすみませんでした。自分でも書いていて何を書いているのかよく分からなくなってきてる部分もありましたが、何となくで感じていただけたら嬉しいです。何を言いたいのかな気になった人はニーチェの本を読んでください。ここまで読んでいただきありがとうございます。