卒業ブログ#7 久家悠輔「どちらが成長できるか」

本日の卒業ブログを担当します、久家悠輔です。私はこの大学4年間を通して、人生における考え方が大きく変わりました。少し長い文章になりますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

まず初めに、スポンサー企業の皆様、日頃よりご支援いただき本当にありがとうございます。皆様のおかげで我々部員は恵まれた環境の中で大学サッカーに打ち込むことができています。大変微力ではありますが、昨年度はCM制作を通して日頃の感謝の気持ちを部員一同で表現いたしました。今年度も後輩達がアイデアを出し合ってくれるはずです。今後とも岩教大サッカー部をよろしくお願いいたします。そして安部監督をはじめとしたスタッフの皆様、4年間大変お世話になりました。どのような時も常に選手のためにご尽力いただき、本当にありがとうございました。皆様のご指導のおかげで、選手としてだけでなく1人の人間として成長することができました。岩教大サッカー部で4年間を過ごすことができて良かったと心の底から思っています。そして同期・先輩・後輩の皆さん、久家悠輔という人間と関わってくれて本当にありがとうございました。皆さんと過ごした時間はかけがえのないものであり、大きな学びと気づきを与えてもらいました。皆さんと出会うことができて良かったです。そしてセットプレーアドバイザーの山内さん、私の卒業後の進路選択において何から何までお力添えいただき本当にありがとうございました。おかげさまで京都にて素敵な方々とのご縁に恵まれ、充実した生活を送ることができています。そして岩見沢FCルファヴェニール及び岩見沢JrFCの選手・スタッフの皆さん、1年間貴重な経験をさせていただき本当にありがとうございました。私が学生コーチとして残すことができたものよりも、むしろ皆さんが私に与えてくれた元気やエネルギーの方が大きかったように感じています。そして高校の同期であり東海大学札幌校舎サッカー部の吉永、江口、千田の3人、私が北海道で生活する中で同郷の知り合いがいることは本当に心強かったです。時にはご飯に行ったり遊びに行ったりと、とても楽しかったです。高校時代も含め7年間ありがとうございました。そしてビジネス専攻の同期・先生の皆さん、4年間の中で直接会う機会は多くなかったにも関わらず、いつも暖かく明るく接していただき本当にありがとうございました。ビジネス専攻での経験は間違いなく私の今後の人生にとって大きな財産です。その他にも北海道の地で数えきれないほど多くの方に支えていただき、無事に卒業・卒部することができました。この場をお借りして、全ての方々に感謝申し上げます。4年間本当にありがとうございました。

 さて、ここからはこの大学4年間で大きく変わった考え方について書いていきたいと思います。それは、オフ・ザ・ピッチでの全ての物事を決断する際に「どちらが成長できるか」を基準に行動するようになったことです。この考え方は、4年目を迎えた最後の1年間でとくに身につきました。3年生までは、当然ながら練習や試合などのオン・ザ・ピッチにおいては、サッカーが上手くなるため・成長するためにできることを考えて行動し、苦しいこと・辛いことから逃げずに頑張ってきました。しかし、私生活を含めたオフ・ザ・ピッチおいては、自分から何かを考えて行動することは少なく、与えられたことを最低限のレベルでクリアすれば良いという考えでした。面倒なことや手間がかかることを頑張るだけ無駄であると考え、キツくない楽な方ばかりを選んでいました。そのため、サッカー以外で頑張っていることが特に無く、せっかくの大学生活を少し無駄にしていたなと今振り返っています。それだけでなく、日頃どれほどの方々に支えられているのか、自分がどれだけ恵まれた環境で生活できているのか、といったことに中々気づくことができていませんでした。

そのような中、4年目を迎えるタイミングで、最後の1年間をどのような年にしたいかと考えたときに、「もっと人間として成長したい」「まだ知らない世界に飛び込んでみたい」「このまま何となく大学を卒業して後悔したくない」といったことが真っ先に浮かびました。それからは、オフ・ザ・ピッチでの行動や立ち振る舞い、物事への取り組み方をより一層意識するようになりました。「与えられた仕事に対して強い責任感を持って遂行すること」「与えられた仕事以外にも人のためになることを自ら考えて労力を惜しまないこと」「“どちらが楽か”ではなく“どちらが成長できるか”を基準に行動すること」これらを意識するようになったことで、より多くの経験を積むことができ、何よりもサッカーをはじめとした大学生活がより豊かなものになりました。また、一連の経験を通して数多くの素敵なご縁にも恵まれ、繋がりの輪が広がりました。多種多様な方々と接する機会が増えたことで、これまでにない学びや価値観を得ることもできました。これも、岩教大に来たからこそできた経験であると思っています。アメリカの哲学者・心理学者ウィリアム・ジェームズの言葉に「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。」というものがあります。誰しもどこかで一度は聞いたことがある言葉ではないでしょうか。私はまだまだ未熟者であるため、運命まで変えることができるかは分かりませんが、1年後、10年後、さらにその先で素晴らしい未来が訪れるように、これからの日々も過ごしていきたいと思います。

さて、現在はすでに北海道を離れて京都に住み、AS.Laranja Kyotoというクラブでサッカーをしています。4月からは仕事も始まり、社会人としての生活がスタートします。大学生活と比べると格段に忙しくなることが目に見えており、大きく異なる環境の中でさらに多くの壁にぶつかることが予想されます。しかし、現時点では不安よりも楽しみな気持ちの方が強いです。厳しい世界の中でも「どちらが成長できるか」を基準に行動し、多くの失敗や成功の経験を重ねて成長していきたいと思います。

最後になりますが、これまで22年間私を育ててくれた両親への感謝の気持ちを書きます。わがままで手のかかる子どもであり、たくさんの迷惑や心配をかけてきた私を大事に育ててくれて本当にありがとうございます。福岡から遠く離れた北海道へ行くことを何の躊躇もなく後押ししてくれたこと、日頃から気にかけて連絡をくれたこと、不自由のないように経済的な支援をしてくれたことなど、数えきれないほどの感謝があります。そのような両親は私にとって本当に偉大であり、心の底から尊敬しています。おかげさまで私自身立派な大人に少しは近づけたのではないかと思います。これからは、1人の人間として自立し、少しずつこれまでの恩返しができるように頑張ります。これからも多方面でお世話になると思いますが、よろしくお願いします。

以上、長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。今後の岩教大サッカー部のさらなる活躍を祈っています。4年間本当にありがとうございました。

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