本日のブログを担当するのは岩教サッカー部2年の和嶋陽佳です。最後まで読んでいただけると幸いです。
まず初めに「steal」という言葉にはどんな意味があるでしょうか。日本語に訳すと動詞として「盗む」「上手く奪い去る」という意味があります。この「steal」という言葉は、自分自身の個人の今シーズンの目標にふさわしい言葉です。本稿では、その理由について書いていきます。
私自身のサッカーの課題をあげるとしたら、まだまだ未熟な守備が挙げられます。詳しいことは話すと長くなってしまうので端折りますが、ボールを奪い切れないことが多いのです。自分の長所でもあるフィジカルの強さを駆使してボールを相手ごと狩って奪い去る。すなわち「steal」するということです。
次に、自分の目標であり夢であるプロサッカー選手についてです。私は「プロになりたい」と口にする割には、まだまだ努力も技術も強さも足りていません。高校の時に全国で戦ったこともあり連絡も取り合うような、関東などの強豪で高め合っている仲間やライバル達。あいつらは自分のことを目にも留めていないでしょう。それは何故なのだろうと考えた時、様々な言い訳が弱い自分には浮かんできます。また、時にはそれを口にしてしまうこともあります。「北海道なんて注目されない」と。私はこんな自分が悔しくて憎くて大嫌いです。プロとの練習試合や全国大会、DENSOカップといったプロになるチャンスが、北海道にいてもゴロゴロと転がっているのにも関わらず私はその言い訳ひとつに非常に、かつ、異常に甘えてしまいます。ですが、大学1年生を過ごしているうちに自分がものすごく格好が悪い事に気づけました。そして今、迎えた大学2年生。2年生が終わるギリギリまで、最後のチャンスだと思い自分の元にそのチャンスをうまく転がした後、「steal」するのです。

そして最後に、本稿を書いている5月5日現在。天皇杯の北海道予選まで残り5日。去年の予選では優勝を取り切れなかった。その悔しさが私の中ではメラメラと燃えています。自分の夢や目標のため、チームの目標のためにも、自分は予選を優勝することではなく、その先で個人とチームどちらも全国で眼に留まるくらい輝くように精一杯を尽くし、チャンスを掴み取る。個人で、チームで、「steal」するのです。必死で。