2026第2回選手ブログ#10 工藤心「下を向いている暇はあるのか」

岩教大で初めてのシーズンをプレーしてまず強く感じたことは、「こんなに遠いのか」ということでした。先輩方のプレー1つひとつの精度の高さや、ボールを受ける前の準備の速さ、状況判断の的確さを目の前で見るたびに、自分との間に大きな差があることを痛感させられました。これまで運動量には自信があり、走ることだけは負けないと思っていましたがその武器ですら通用しない場面が多く、むしろ自信があった分だけ大きく落ち込みました。自分になにが出来るのかわからなくなることもありました。そのためシーズン前半は悔しさと焦りから周りとの差を感じていました。
 なんとか追いつこうと必死に頑張り続けていたのですが無理を重ねた結果として怪我が続いてしまい、練習に絡めない期間が長くなりました。グラウンドに立てない日々は想像以上につらく、さらに差が開いてしまうのではないかとやるせない気持ちが大きくなり気持ちが沈むことも多かったです。しかし、怪我によって外からチームを見る時間が増えたことで、それまでが必死すぎたがゆえに見えていなかった部分に気づくことができました。先輩方のプレーの裏にある準備の質や、状況に応じた判断の根拠、自分との違いがどこにあるのかを冷静に考える時間が生まれたのは、怪我をしたからこそ得られたと前向きに考えられるようになりました。
 自分と向き合う時間が増えたことで、足りない部分を補うために何をすべきかが少しずつ明確になり、復帰したときに怪我前の基準を越えられるよう復帰に向けて努力を重ねました。最近になってようやく参加できるメニューが増え、練習に絡めなかった時間が無駄ではなかったと証明するためにも、一つ一つのプレーに集中して取り組んでいます。
シーズン後半は、プレーできなかった時間を取り戻し、シーズン前半に感じたみんなとの距離を少しでも縮められるように思考を止めず足を動かして成長していきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次